『教科書には載らないニッポンのインターネットの歴史教科書』を読んだ

以前ElephantLogic30の方でこんな事を書いたことがあった。

6年前はもう歴史なのね。ブラウザのブックマークを見ても…「ウガニク」はあるなー(最後の日記がブロッコリーの面接レポートだったのは覚えてた)、あと「Acidoverdrive」とか「おとなランチ」。
さすがに95年(この年が一般的にウェブが使われ出した最初の年だと思う)頃のサイトは考古学入りしてもいいかなとは思いますが。バカサイトリンクの「ahoo! ナビケーター」、くせのある文体の「ピクルススピン」(現在は「mnemonic spinn SR」)、ぼくの考える女性器想像図サイトの「ギャラリー マンホール」。9600bpsのモデムでブラウザはネスケ、あのころはどのサイトを見ても新鮮だったような。まだ米Yahoo!しか無かったからリンクをたどっていくか雑誌に書いてあるURLを打ち込んでみるしかなかったんだよな。このへん歴史認識があいまいかもしれませんが。
まだネットに明るいビジョンを描いてた夢見がちな人の多かったあのころ。個人的には2002-03年頃のWeblogの雰囲気にこの頃の匂いを強く感じていて(一言でいうとワイヤード日本版な感じ)、それで「MovableTypeでサイトを構築する」という事に抵抗があったのですよ。
ほんとは「教科書に載らないインターネットの歴史」を読めば一目瞭然なんですが…サイトが消えてるんですよね。書籍化でもされたんでしょうか?
http://www.el30.net/archives/2004_01_12_153754.html

この頃はこの本の計画なんか知らずに、ただ残念がったり、正直ケチくさいなぁと思ってたのだが…すいません_| ̄|○
内容10倍増しくらいになって、Amazonから届いたその日に6時間くらいかけて読んでしまいましたよ。記憶から薄れかけてた95〜2000年、どんなサイトを見てたか…目撃したネット上の出来事、ネット上の事件の当事者がしれっとしてやってる普通のサイトを何も知らずに見ていたこと、あの人どうしたのかなぁ…と思ってた人の現在など、もう目からウロコが1024枚くらい落ちるくらいの勢いで。
一番笑ったのが、よく見てた緑色のシンプルな掲示板サイトが実はぁゃιぃだった事に気づいたことかなぁ。
ただ一つ気になったのは…なんで横書きにしなかったのだろう?Wired日本版のリニューアルの時も同じ事を思った覚えが。左手でページがめくれるのはイイけどね。