よこがき・たてがき・ホテルの小部屋

古いですね。
数週前『鈴木タイムラー』で日本が輸出すべきものとして取り上げられていた(この辺の設定は長くなるので割愛)のが『縦書き』。その中で興味深かったのが、昔の右から左に書く横書きは一文字ずつの縦書きなのではないか
という説。たとえば…

館 道 武

とかね。
その翌日、本屋に行ったら丁度いい本を見つけたのでズギャッと購入

横書き登場―日本語表記の近代 (岩波新書 新赤版 (863))

横書き登場―日本語表記の近代 (岩波新書 新赤版 (863))

『横書き登場』って本なのですが、これによると基本的に幕末までは横書きという概念は無くて(例外的に上記の『館道武』みたいなケースがあるくらいで、明治になってから英単語やアラビア数字と合わせるため、あとなんか新しい感じがするという理由で横書きが(左→右も左←右も同時に)発生したという事を知り目から鱗が落ちまくりんぐ。

一般的に戦前は左←右、戦後は左→右ってイメージが強いけど、江戸東京博物館にあった昭和20年元旦の小学生の日記を見ると、きっちり左→右になってるんですよね。

あと、『日本語大博物館』。横書き筆記体日本語とか新字、カナモジカイとかローマ字とかいい感じでした。

追記:
鈴木タイムラーHTBでも放送始まってるんですね。sakusakuの放送が終わった代わりなのでしょうか。