ディスカバリーチャンネルのA380…その2

明日はあまり考える気にもならない事があるので短めに。

エアバスA380 巨大旅客機の建造 (Discovery Channel)

一昨年の8月放送されていたく感銘を受けたエアバスA380についてのスペシャル番組なのですが、それに初飛行以降2006年末までの新エピソードを加えて放送された5回シリーズです。
FAAとJAAの認可を受けるためのテスト飛行とセールス、そして製造工程の話が並列的に流れるのですが、脱出テストとかオーストラリアまでのプロモーション・フライトとか明るい話題は少なく、納入遅延とか独仏で異なるCADソフトを使ってた(参考:BusinessWeek.comの記事)ため*1配線工程の全面見直し(配線の材質説もありPopularmechanics.comのこの記事に詳しい)とか、本来は盛り上がるはずの500人以上のエアバス社員を乗せてのテスト飛行の最中に機内放送で知らされる開発計画責任者の交代、そして2年の納期遅延のため本来ならばA380用にデザインされたはずの内装インテリアをボーイング777用として発表せざるを得なかったシンガポール航空とか、よくここまで放映させる気になったなーという番組でした。

*1:と説明されてるのだけど、具体的にどこがどう間違ってたのかは語られてはいない