イライラの語源がirrationalなんて

今日も暑い、暑いけど昨日みたいに湿度が異様に高いよりはマシか。
帰りに神保町に寄りまんがを二冊購入、そばを食って帰宅。富士そばってもりそばにわさび付ける付けないが統一されてないのね。

サナギさん 4 (少年チャンピオン・コミックス)

サナギさん 4 (少年チャンピオン・コミックス)

施川ユウキの『サナギさん(4)』。例によって天才的な作品なんですが、新キャラのムトーさんが黒くないんだけどなんか黒さを感じてしまうのはスレてしまったのか(自分が)。あとおまけまんがの最後のページが吉田戦車っぽいと思った、赤子が出てくるからだろうか。人間の体の肉が歯と近すぎるというのは狂おしく同意。
あと覆面座談会ネタに激しく反応する自分。
ふたりごと自由帳 (まんがタイムコミックス)

ふたりごと自由帳 (まんがタイムコミックス)

小坂俊史重野なおきの『ふたりごと自由帳』、2002年から2006年の間に別名で発表されていた同人誌の作品を単行本化したものです。半分程度の作品は既読なんだけど、こうやってまとめて読むと表面的にドライな小坂作品になんとなくウエットな重野作品という感じが。両者の作品を公平に扱う事なんて出来ないので、以下は小坂パートのみの感想です。
ほぼ全ての作品が内語で語られている。笑いを取ることを放棄している分、それ以外のエッセンス的な部分が後でじわじわ来る。全て良いのだけど、特に最後の方に載ってる誰かのいない世界についての三作(『春にして君を想う』、『黒服の日』、『やがて忘れること』)は、なんかずしんと心に響く。
最近誰かのいない世界やいなくなることについてばかり考えてるので。