たとえジョージ・オーウェルがいなかったとしても

こんだけ数日雨が続くとなんかうんざりして来ますが。

1Q84 BOOK 1

1Q84 BOOK 1

Amazonでの予約が一万部いったというニュースで初めて出ることを知った、村上春樹の長編『1Q84』、近くの三省堂にすごい勢いで山積みになっていたのを見かけ買う。帰りの電車の中で読んだのだけど、そのせいでまだ上巻の、しかも途中までしか読んでないのだけどね。
以下上っ面で思ったことを箇条書き。

  • この本のタイトルから当然読者は「1984年と関係が?」と重い、小説の舞台も限りなく実際の1984年に似ているから、当然読者は読者なりの1984年的世界をイメージして読むのだろうけど*1、わざわざ『1Q84』ってタイトルにしてるんだから異世界ではあるのだろう。そのへんのずれを楽しむ話にもなるのだろうか。
  • 『世界の終わりとハードボイルドワンダーランド』もしくは『海辺のカフカ』的に二つの物語が交互に語られる設定、だけど三人称視点。
  • 最初の三ページくらいで青豆さんになんかすげえシンパシーを抱く。
  • 小松にはおそらくモデルがいるのだろう*2、というかその人のイメージでつい読んでしまう。
  • 「ふかえり」という名前は深津絵里とか「ことえり」を一瞬想起させるが、実際の脳内イメージは「おっぱいの大きい長門」になるのは何故だろう。
  • 昔は輸入ウイスキーって高かったよね。
  • 1984年にそんなにパソコンて普及してただろうか?そういうのを含めて時代検証サイトとか出来るんだろうね、たぶん。

まあ、そんなとこです。

*1:たとえば自分が初めて東京に行ったのは1984年だったし。

*2:当然そんなに直接的な話ではないのだろうけど。