赤の履歴書

6時ちょい前頃に起きて、『デザイン あ』(再放送)、『モリゾーキッコロの森へ行こうよ』を見た後出かける。

まず千葉・佐倉市のDIC川村記念美術館に。?印象派日本画と?抽象絵画にコレクションがはっきり分かれてるのが印象的でした。ゆったり見れるのも良い。

隣接した庭園ではツツジが満開で、そいえばマーク・ロスコのコレクションも赤かったし、今は売却されたバーネット・ニューマンの『アンナの光』も赤いよなーなんてことを考えつつ。

それから千葉市美術館の『光琳を慕う 中村芳中』展へ。琳派でもおそらく傍流であろう大阪の中村芳中をメインとした展覧会。技法的にはたらし込みと指頭画が特徴みたいだけど、脱力感のある人物描写やかわいらしい動物描写にのせいか、作品全体に漂うほっこり感が独自性なのかもしれない。芳中以外の作品では淵上旭江の『寒山拾得図』、木陰に座る寒山と拾得になんかBLを感じる。
夜は太川・蛭子の『ローカル路線バスの旅』、相変わらず「グルメなし、絶景なし、温泉が出てきても偶然」な番組内容は相変わらず面白いんだけど、ここ数回外部の評判を意識した様な映像チョイスがちょっと気になる。
その後『美の巨人たち』を見て就寝。
最近読んだまんが。

森下裕美の『なのな フォト ゴロー (1)』。『ウチの場合は』から『スーパーまるでん』まで、いわゆるかわいい絵柄の系統の作品には程度こそ違えど黒めの話はあったのだけど、『なのは フォト ゴロー』は話の方に『大阪ハムレット』とかの方法論を持ち込んでる印象が。自我のある大人が社会生活を送ってるんだからいろいろな軋轢があって、それを放置したまま生きていくんだよね。そこがなんか身につまされる作品。