大体6時頃起床。『デザインあ』を見てから外出する。六本木のウェンディーズで昼食を食べてから国立新美術館で『オルセー美術館展 印象派の誕生』を。

オルセー美術館展は数年前も見に行ったと思うけど、あまり記憶に無いくらい印象派の展覧会って多いですね。
カイユボットの『床に鉋をかける人々』の力強さ、ホイッスラーの『灰色と黒のアレンジメント第1番』の凜とした老母の姿、モローの『イアソン』のだまし絵のような布の配置が印象深かった。

その後、埼玉県立美術館へ『戦後日本住宅伝説ー挑発する家・内省する家』を見に。京浜東北線で人身事故があって思いの他時間がかかる。

年の丹下健三の『住居』から1976年の安藤忠雄の『住吉の長屋』まで、昭和を代表する16人の建築家の住宅建築作品を図面、模型、大きなタペストリー、映像を使って紹介する展覧会。コンクリ打ちっ放しもだんだん技術的に向上してるなー、とかテレ東のドリームハウスを思い出しながら見てたのだけど、毛綱毅曠の『反住器』の前で足が止まってしまう。個人的な印象として、この人の作品はバブルの象徴のようなイメージだものなぁ。この住居も場所的にまず間違えなく目にしてるとは思うんだけど、全く記憶に無い…
んで一番印象に残ったのは伊東豊雄の『中野本町の家』。建てられた(そして壊された)理由、家族の悲しみを包み込む中の美しさと外を拒絶する考え方。この家なら一度住んでみたいとつい思ってしまう。