ネゴシエーションとラブソング

ここしばらく書く気力が無い、というか能力を書くというリソースに割けない状態が続いているのだけど、たまに息継ぎのように書く時もあるという事で。

DODECAGON

DODECAGON

キリンジの『DODECAGON』。タイトルはやっぱりソニーのいにしえのラジカセ、ドデカホーンから取ったのかな?あとジャケットが『3』ぽいです。
しかしこのアルバムの発売を知ったのが先週の日曜って、漏れのアンテナも低くなりすぎのような気が。こんな風にしておっさん化が進行していくのか。
それはさておき、セルフプロデュースのこのアルバム、今聴いてる途中なのですが、『Golden Harvest』は狂ってますな(いい意味で)、あの変態的なメロディが大好きです。『自棄っぱちオプティミスト』はイントロを聴いてティアーズ・フォー・フィアーズの『Everybody Wants To Rule The World』を思い出しましたって書くのもおっさんですか?
残りはじっくり聴いて覚えてたら数日後にでも感想を。
追記:十二角形の事だったのね。あと『Love is on line』はなんつーか『エイリアンズ』とか『Drifter』と同系統の曲調なんだけど、歌詞がなんつーかチャット男って感じも。
もうすこしがんばりましょう 3 (花とゆめCOMICS)

もうすこしがんばりましょう 3 (花とゆめCOMICS)

山口舞子の『もうすこしがんばりましょう(3)』。どこにも売ってねぇ。最終的に神保町の書泉ブックマートに無かったときはどうしたものかと思ったのだけど、なんとか入手。まあ、行くとこ行けば売ってるんだろうけど。
設定コンシャスっぽい新キャラが増えてるのが何となくふつーの萌え四コマ(四コマじゃないよな)になってしまいそうな危うさを感じて少し不安、不安だけどやっぱり面白いですな。
…でもこれって高校の話なんだよな。
「準」ひきこ森―人はなぜ孤立してしまうのか? (講談社+α新書)

「準」ひきこ森―人はなぜ孤立してしまうのか? (講談社+α新書)

『「準」ひきこ森』。この本の中で「準ひきこもりは俺の事だ」と思った人が大量にいてメールを大量に送ってしまったためスパム扱いされてしまった話があったけど、正直まったく同じ感想を持ってしまったのは秘密でもなんでもない。
もし、生まれるのがあと数年遅かったら、面接官に最初に切られるタイプだろうし、そもそも人間関係のスキルが乏しくて、乏しいけれど人間関係とは関係無く学校にはきちんと通うタイプだったし。
この本は「ひきこもりでもいいんだ」的な世界観ではなく、人格は治らないんだから「準ひきこもり」にショックを与え「ひきこ森」から引っ張り出して社会の不良資産を減らそうというかなりシビアな観点から書かれてる(と思う)んで、読むの結構辛かったです、っていうかまだ最後まで読んでないし。対象に対しての愛も何のシンパシーもないとこがとにかく寒々しい気分になる本でした。