適当に出かけるのは良くないですね

今日は10時から病院があるんで、昨日までの疲れをおして8時に起床アンド外出。病院ではたいした事もなく、その後駅とかのポスターでかなり気になってた江戸東京博物館の『ボストン美術館秘蔵 肉筆浮世絵展「江戸の誘惑」』へ行ってみた。

ついでに音声ガイドも借りてみることに。借りたことなかったんだけどナレーションを頻繁にNHK教育に出てる柳家花緑がやってるという事なので。
いや、本当に良かった。現代から見ても斬新な感じのする作品も多かったし、それぞれの作者の個性がよく出ててなおかつそれぞれがいいという、たとえば渓斎英泉とか画風があんまし好きじゃないんだけどそれでも良いという感じで。ましてや懐月堂安知の『縁台美人図』とか松野親信の『立姿遊女図』なんて完全に現代ですな。なんか文章になってませんが。
あと、北斎の『鳳凰図屏風』。ベッドで言うとヘッドボードの部分に絵が描いてある、それの布団バージョン的低い屏風なんですが、これが作られた目的とか考えながらしばらく見てると…なんか圧倒されますね。深いです。
そういう事でミュージアムショップでは普通に春画の画集とか売ってたんで少し驚きましたが、むしろそれとこれを切り離して考える訳にはいかないだろうし自然なんだろう。*1
そのあと常設展行ったんですが、ここは見飽きないですねぇ。あと『荒木経惟 -東京人生-』って企画展やってたのですが、昔の人は存在感があったよねぇ(そういうのを選んでるんだろうけど)。『中年女(おんな)』シリーズなんて一枚一枚に重みが。『さっちん』シリーズは前から見たかったので良い。

なんか鑑賞欲が出て来たので、数週前の美の巨人たちで紹介されてた豊洲にあるらしいギャラリーで歌川国芳などのねこの浮世絵の展覧会が開かれていたはずというわずかな記憶を元に豊洲へ。しかし駅の地図にもそれらしきものは無く、しかたないのでららぽーと豊洲に行ってみてパンフレットを見てもそれらしい場所は無く、中の紀伊国屋書店で絶賛立ち読まれ中の江東区Walkerを読んでも出てるのは食い物屋の話ばかりで…あきらめて去りました。結局

UKIYO-e TOKYO
世界的に著名な浮世絵コレクターである平木財団所蔵の重要文化財を含む高品質の浮世絵を常設展示する浮世絵美術館が開館。浮世絵の専門家や高度な知識所有者を育成する「浮世絵教室」も開催します。
http://toyosu.lalaport.jp

って事でららぽーと豊洲の一階にあるようです_| ̄|○
『にゃんとも猫だらけ展』って事で12月までやっててその間二回展示変えがある、あるらしいです。この展覧会に関する公式サイト(というかららぽーと豊洲のサイト自体にも情報)とか無いし、情報の確認がしようがないんでらしいとしか言えないのだけど。

そして神保町の本屋へ。古本祭り開催中でえらい混んでたような、いつもと比べてって話ではあるのだけど。とりあえず10月分買う予定のまんがで買い残していたのをごっそり購入。

殴るぞ 11 (ビッグコミックススペシャル)

殴るぞ 11 (ビッグコミックススペシャル)

そん中から吉田戦車の『殴るぞ(11)』、最終巻。面白いんだけど、なんか転び方がパターン化されてきてて、もう頃合いかなぁと思ってたのでなんか安心しました。

*1:今回の展覧会の目録読んだら「これ絶対入ってるよね」な絵が数点あったのですが、展示されてたかなぁ…