鮫と竹の子

7時40分頃起床、だらだらしてから11時ちょい前頃にデニーズでジャンバラヤを食べるけど、上に乗ってるの以前の鶏肉じゃないのね。

午後から恵比寿の東京写真美術館3階に『没後百年 日本写真の開拓者 下岡蓮杖』展を見に行く。
最近『幕末明治の歴史風俗写真館 』を読んで興味があったので。下岡蓮杖に取って、写真はキャリアの一時的なもので、本人は日本画家が本業という認識だったのかなーという印象。
あと、正直なところオリジナルプリントはかなり小さいんで、そこに重きを置かないんだったら写真集で見るのがよっぽどラクという結論に達してしまうのがちょっと悲しい。あと、まるで旅番組の出演者のようにでかい声で感想を言いながら見てる観覧者がいたのが印象に残る。
その後地下1階の『101年目のロバート・キャパ みんなボブに憧れた』展へ。戦争写真家としてあまりにも有名だけど、日本ではわざわざメーデーの集会に行って撮影とかしてるのね。
東京写真美術館といえば広報誌別冊の『ニァイズ』なのだけど、あれ単行本になるらしいですね。
その後三井記念美術館で『特別展 超絶技巧! 明治工芸の粋 村田コレクション一挙公開』を見に行く。

七宝とか漆工、印籠などいくつかのジャンルに分けて展示されてるのだけど、その一点一点に匠の技が込められている。そして特に印象に残ったのが、安藤緑山の『竹の子、梅』。この作品の存在を知ったのは『美の巨人たち』(2013年5月25日放送)だったけど、正直実物を見て竹の子の皮の筋の再現、執拗なまでの質感への拘り、そのそも何で竹の子と梅ってモチーフ選んだのか…いやいや見て良かった。
あと、刺繍絵画の『獅子像』。竹内栖鳳っぽい獅子像が刺繍で再現されてるのだけど、その緻密さと角度を変えてみたときの驚きがもうなんとも。
その他自在置物も楽しみにしてたのだけど、正直動かしてるとこが見たかったなーと思った(ビデオは上映してるけど)。
後日また見に行こう。

帰宅後『土曜スペシャル』(フェリーの旅、プランの立て方がゆるい)、『美の巨人たち』(カミーユ・クローデル、重い)を見て就寝。