修道院とクッキー

7時少し前に起床。例によって『デザインあ』とモリゾーキッコロの番組を見てから外出。14時頃までお仕事。
それから東京国立近代美術館へ行く。まず、ハイレッド・センターのハイの人であるところの『高松次郎ミステリーズ』展に。

1964年頃から個人名での活動が始まり、その頃の代表的な作品である『影』についてのイントロダクション的なコーナー『影ラボ』が最初に。絵画作品としてではなく、実際の「影」として作品の理解を助けるような展示になってます(ここだけ撮影可)。これ以降活動の最後まで現実の知覚という点ではぶれていないのだけど、最晩年に描かれた食物をテーマにしたシンプルなドローイングは、ここまでシンプルでいいの?という感も。
その後2階で開催されてる写真展、『奈良原一高 王国』に。最初のバージョンでは今回展示されてる北海道の修道院と、和歌山の女性刑務所の他に長崎の軍艦島を撮影した作品『人間の土地』を含むフォトルポルタージュ的な作品だったらしいけど、今のバージョンは文章も無く、前者二つで構成されていて、かなり静謐な趣がありました。


最近買ったまんが。

原悠衣の『きんいろモザイク(5)』、そいえば第4巻買いそびれてたような気がする…山崎浩の『てくてく 東海道ぬけまいり(1)』。最近は別名義でホラーまんが描いてるらしいけど、山崎浩名義としては久しぶりの作品。江戸時代、小さな兄妹(かな)がお伊勢参りをしに行くお話なのだけど、『ふしぎ ふしぎ』や『どきどき』『ガルダイヤ』のように、悪い人が出てこないのが今は心地よいです。